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バンテック ジル・ジルクルーズ

バンテック ジル・ジルクルーズ 写真1 バンテック ジル・ジルクルーズ 写真2

懐かしいキャンピングカーのカタログが出てきました。

2001年製のバンテックジルのカタログで、カムロードがベース車両の
「ジル」と、いすゞエルフがベース車両の「ジルクルーズ」の二種類が
掲載されているカタログ。

リアエントランスの室内は、開放感いっぱいで、現車を見せてもらった時も
このカタログにある通り、「わ〜、ひろ〜い!」という感じでした。

今まで普通乗用車しか乗っていなかった私には、このキャンピングカーの
室内空間の広さは驚異的で、バンクベッドや収納などの装備品も珍しくて
たまりませんでした。

キャンピングカーショップでもらってきたこのカタログを、毎日のように
それこそ「穴のあくほど」眺めていたものです。

バンテック ジル・ジルクルーズ

バンテック ジル・ジルクルーズ 写真3 バンテック ジル・ジルクルーズ 写真4

室内の雰囲気もヨーロッパのキャンピングカーを意識して造ってあり、「ハロゲン
ライトの多用により、夜も明るく居心地のよい雰囲気のキャビン」とあります。

アクリル二重窓の説明も丁寧にされ、万が一の事故の際にも割れたりすること
なく、乗員を保護できると書いてあり、これは現在のバンテック車にも同様に
生かされている装備品のひとつ。

速暖性には欠けるものの、ドイツ・トルマ社のLPガス式FFヒーターも標準
装備され、冬場のキャンプでも快適ということ。

壁面には、ウレタン20ミリに加え、ハニカムコアパネルと呼ばれる空気層を
設け、断熱性を高める工夫もされている様子。

サイドオーニングやカセットトイレ、温水シャワーやLPガス式FFヒーター
などが装備された、いわゆるフル装備のキャブコンキャンピングカーは、初心者
の私には、夢の車のように感じたもの。

今ではフル装備のキャンピングカーより、装備を簡便化し、必要な装備品を
後から取り付けるというスタイルに変化しているようですが、当時はフル
装備のキャンピングカーも多くあったように思います。

バンテック ジル・ジルクルーズ

バンテック ジル・ジルクルーズ 写真5 バンテック ジル・ジルクルーズ 写真6

ベース車両がカムロードといすゞエルフの二種類選ぶことができ、エルフを
使ったタイプは、ベース車両に馬力があり、加速や高速走行性能に優れている
という謳い文句。

確かにこの頃のカムロードは、3.0Lディーゼルでもノンターボで、馬力は
なんと91馬力しかなく、2012年のカムロードがディーゼルターボ付きで
144馬力のことを考えれば、ありえない程非力でした。

そんな非力感を払拭するために開発されたのが、いすゞエルフをべーす車両に
使った「ジルクルーズ」で、エンジン馬力は4.6Lディーゼルで133馬力
ありました。

しかしながら、キャンピングカー専用シャーシのカムロードと違い、こちらの
ベース車両は、トラックそのものでしたから、後部座席の乗り心地はあまりよく
なかったと聞いています。

さらに、ジルの装備品を一部簡素にした「ジル ライト」というキャンピングカー
もあり、バンテックの多種類ラインナップは、この頃から始まっていたと言えます。

今でも同じですが、当時もジルはキャンピングカー乗りの憧れのような存在で、
これからもそんな魅力あるキャンピングカーを創り続けて欲しいものです。